「丹下を励ます会」に参加した翌日は、夕方まで爆睡。
起きると、風呂場の方からピチャピチャと聞こえる。
どうも、シャワーを出しっ放しにして寝たようだ。
脱衣室まで水が流れ込み、危うく居間まで浸水するところだった。
ついでに、タオル掛けが壊れている。
これは、酔って、倒れそうになって、だからそれにつかまって、そのまま壊したのだと推測できる。
いや、自分個人の問題なら大したことはないのだが、これだけ酔っているということは、もしかしたら、人様に迷惑をかけたのではないかと不安になるのである。
日ごろから、行いはいいとは言え、本能の「躁」の部分にスイッチが入っていたら、狼藉三昧ということも考えられる。
もし、ボクの言動で嫌な気持ちになった方には、この場を借りて謝ります。
申し訳ございませんでした。かように酒飲みは、いつも翌日、へこむのだ。
先日発表された「馬事文化賞」を、城崎哲(じょうさき・てつ)さんが受賞した。
著書『カリスマ装蹄師・西内荘の競馬技術』(白夜書房)が対象作品である。とても嬉しい。
というのは、城崎さんは友人であるからだ。
3歳年上で、ベストセラーズという出版社の『競馬・最強の法則』編集部で席を並べていた。
少なからず彼を知っているだけに、今回の受賞は、城崎さんの力はもちろんだが、担当編集者の金子クン、そして奥さんのガンバリも大きかったのではないかと思うのだ。城崎さんは、最初に会ったときから変わった人だった。
ベストセラーズに入社した日(そのときは別の編集部だった)、社員の間で「おいおい、変なヤツが入社したらしいよ」というウワサが駆け回った。
編集者らしからぬ、「科学者のような白衣を着て仕事をしていた」からだ。
ちょっと常識とは離れているな、というのが第一印象。
ボクにとって、好奇の対象者であったわけだ。同じ編集部になってからは、よく呑みに行ったり、競馬に行ったりした。
いつも突飛なことを言うので、面倒くさい反面、ずいぶん勉強になった。たとえば、カラオケスナックに行く。
深夜3時ごろ、ボクはもうヘロヘロ。
「城崎さん、もう帰りましょうよ」と言うと、「分かった。じゃあ、あと30曲、歌ったら帰ろう」と応える。
普通なら「あと1〜2曲」でしょう。
いつものことなのだが、カラオケブックの全てを歌う気でいるのではないかと思うほどなのだ。
しかし、向こうもヘロヘロ。
3曲くらい歌わせて、「城崎さん、もう27曲歌いましたから、あと3曲だけですよ」と言うと、「けっこう歌ったから、オレも疲れてきたよ」と、まるで『時そば』のような掛け合いで、白々とした夜明けのなかを帰るのが、オチなのだが。なるほどね。
今日の「明日のレース分析」(グリーンch)で、『競馬ブック』の吉岡哲哉さんが、ウオッカについて、「ダービーは、評価しない」とおっしゃった。
こりゃ、意外。
ダービー史上最速の上がり33秒0を使ったが、その時の馬場状態の良さ、スローペースを考えれば、それくらいの上がりが出ておかしくない下地があったので、特筆するものでもない。直線でバラけて、競り合うシーンがなかった。
男馬との差は3馬身。
これは、牡牝の差を考えれば、大差に等しい。
それほどに、牡馬のレベルが低かったのではないか。
今回は、古馬の一流馬相手で、アドマイヤメインがいるのでスローペースになるはずがない。
スローばかりで勝ってきたウオッカは、かなり厳しいのではないか。
……といった内容。
2月18日の日曜日。
あ、ちなみにこの日は、幼稚園からの同級生・サトくんの誕生日だったな。
あいつ、何やってるのかな。
湘南に住んでいるそうだけど。
ごめんね、連絡しなくって。で、この日は「東京マラソン2007」が開催されて、東京は交通マヒナスターズ状態だったんだよね。
「ウインズ銀座」なんて、今年最初のGIだというのに、「いつもの3分の2くらいしかいなかった」と友人が言ってたよ。
売り上げには影響したらしいけど、少しは空いていたので良かったとも。
当たれば、もっと良かったのにね。ボクはね、「A1ニュースステーション」の仕事で、グリーンchのスタジオに詰めるわけなんだけど、恥ずかしながら、この仕事は未だに「ワープロ」を使ってるんだね。
「富士通オアシス」ってやつ。
ブログはもちろん、PCを使っているんだけど、まだ慣れていないから(メールはできるが、プリントアウトをしたことがない)、現場仕事は慣れている機種しか使えないんだ。
ごめんね、時代遅れで。重たいこのワープロを担いで、日本橋駅まで行って、そこからタクシーでスタジオまで1000円未満。
え、何で自宅からタクシーを使わないのかって?
だって、3000円くらいになっちゃうんだもん。
ごめんね、ボンビーで。
その日は錦糸町で「決起集会」をやりました。
冒頭、店のバイト君が敷居につまづいてジュースをぶち撒き、管理人Hのズボンがびしょ濡れになりました。
彼は、「ちょっと失礼」と言ってズボンを脱ぎました。
上半身はビシッとしたシャツにネクタイにスーツの上着。
対して、下半身は柄パンに裸足。
こういうユニークな格好で、Hは乾杯の発声をしたわけです。
女性も参加しているというのに不潔さを感じさせないところが、彼の育ちの良さでしょう。乾杯の後、ものの数秒で、丹下は「あわび、見っけ」と言って、電光石火の速さで箸を伸ばしました。
数少ないあわびを、一番の先輩格である丹下が食った。
しかも、あわびの肝さえも彼の胃袋に早々と納まりました。
みんな、あわびには気づいていたのですが、まさか肝が用意されているとは知らなかった。
私は見ていました。
乾杯前にあわただしくしているときに、丹下はそーっと、しその葉で隠していたのを。
数々の修羅場を生き抜くということは、こういうことを言うのでしょう。


