【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週、土曜日の阪神競馬場。

 第10Rの大阪ハンブルクCで、ファストタテヤマが見事な差し切りを見せて勝ちました。

 タテヤマは今年8歳。

 2歳時にデイリー杯を制してから、ずーっと重賞戦線で活躍しているのですから、恐れいります。

 そのファストタテヤマの各年、最速の末脚を繰り出したレースと上がり3Fを調べると面白い事が分かります。

 ☆    01年 朝日杯(中山芝1600)    34秒9
 ☆    02年 京都新聞杯(京都芝2200) 34秒6
 ☆    03年 阪神大賞典(阪神芝3000) 34秒2
 ☆    04年 阪神大賞典(阪神芝3000) 34秒5
 ☆    05年 京都大賞典(京都芝2400) 34秒1
 ★    06年 京都大賞典(京都芝2400) 32秒8

 意外や意外、上がり33秒台のキレ味を見せたのは何と昨年から。

 具体的には、アドマイヤムーンが勝った札幌記念が初めて。

 菊花賞を2着した頃なんかは、上がりのかかる展開待ちの追い込み馬の側面が強かったんですね。

 それが年を重ねて、キレ味を身に付けていくという、摩訶不思議な成長力。

 そして再来週は待ちに待った天皇賞・春。

 過去、3度の挑戦は、6、11、6着と一息の成績ですが、末脚に磨きをかけて迎える今回、映画、『ロッキー』の公開に合わせて、競馬界でもオジさんが記憶に残る大仕事をやってのけるのではないかと密かに期待しています。

 さて今週は、牡馬クラシックの開幕を飾る第皐月賞が行われます。

 では、その出走予定馬の動きを見ていくことにしましょう。
 

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