今、グリーンch「明日のレース分析」の「場立ち予想」が終わりました。
我が子がピアノの発表会に出演するときのような親心をもって、見ていたのです。
って、わたしに子供はいませんが。その子供というのが、丹下日出夫。
今日は空色のYシャツに、ベージュのジャケットを着ていました。
「小心者」と豪語するだけあって、登場時の顔はこわばっていました。
以前に出演したときとは異なり、今回は収録だったので、もっとリラックスすればいいのに。まず、ジャブで東京4Rの新馬戦。
◎ザサンデーフサイチについて、
「血統はもちろん、ちょっとガニ股ながらも調教でしっかり走る。エアグルーヴ産駒でも最高かも」
と断言しました。次いで、司会の「ようへい」君に、来年のダービー馬は?
と訊かれると、習字の心得がまったくないような金釘流の文字で書いた「フサイチホウオー」をあげました。
「初戦の芝1800mは、来年のダービーから逆算したデビューだ」と。
ここで、
「でも、去年の今ごろはキャプテンベガって言ってましたよね」
と突っ込まれると、一瞬ひるみ(つまり、小心が表れてしまったのです)、
「来年の天皇賞だと思うよ」
と、ずらし気味の返答でお茶を濁しました。
秋の福島は、かねてより「万馬券の宝庫」と呼ばれるほどに荒れる。
その中心が「3歳未勝利戦」。
すでに、東京・京都におけるそれは先週で終了し、この福島開催で1〜2週目にかけて施行される計18鞍のみとなった。
ここで勝てなければ、500万クラスに格上挑戦するなり、地方競馬に転厩するなり、はたまた……しなければならない。いわゆる「スーパー未勝利」というレース。
これは、昨年から始まり、「出走回数が5回以下の馬」、または「前走着順がJRA平地戦で3着以内の馬」でないと出走できない。
つまり、何度使っても着順が上がらない馬はふるい落とされたわけで、これまでの3歳未勝利よりはメンバーのレベルが上がっているということになろう。
たとえば、昨年のスーパー未勝利出身から、エイシンライトゥンは現在、1000万クラスをも勝っているから、それなりの素材も出走してくるわけだ。
ディープインパクトの引退報道が出たのが、10月12日。
武豊騎手も言っていたけど、馬主さんの決めることだから、仕方ない。
で、今年のこれまでを整理してみると。●5月。
金子オーナー所有のユートピアが、モハメド殿下率いる「ゴドルフィン」に、約4億6000万円で移籍した。日本馬が現役のまま海外に移籍することは、異例。
同じ金子オーナーのディープインパクトが夏以降の海外遠征を示唆しており、「外国に行ったら、サポート頼むね」という意味での「お土産」と噂された。
また、すでにモハメド殿下はディープ取得を目標にしており、「その手付金」という意味で、ユートピアを高く買い取ったという話もあった。●7月。
中央競馬の馬主審査委員会において、モハメド殿下が出資する「ダーレージャパン」の、JRA参入が却下された。ダーレーは北海道で生産や育成も行っており、03年には公営船橋で馬主資格を取得して、中央競馬進出を目指していた。
だが、「財務状況が基準を満たしていない」という理由で、外されたわけだ。
昨年にも登録申請を行ったが、ドバイ資本の参入に危惧を抱く生産界の反発を受け、このときは申請を取り下げたという経緯がある。その頃、それだけの組織が
「財務基準を知らなかったはずはない。知っていたら、登録申請するはずはない。べつの意図が働いていたのではないか」
と噂された。
「はじめ良ければ、すべて良し」、
スプリンターズSは何としてでも的中させて勢いに乗りたいところ、一服しては資料をめくり、一服しては予想をし、一服しては天を仰ぎ、そうこうしているうちに眠くなり、傍らにある『週刊大衆』を手に取ってみる。ヌード写真で目が覚めるのではない、丹下の師匠・井崎脩五郎さん曰く、
「ラインクラフトの追悼レース。高松宮記念で入った14番枠が臭う」
との旨、出馬表のその枠はサイレントウィットネスが入り、その橙色の帽子で、昨年のスプリンターズSを勝っているのだ。
同馬は開催日の10月1日が誕生日、中華人民共和国成立も10月1日、香港馬だけに、その符号も我然臭ってくるのが人の情。
ついでに言えば、ラインクラフトは4月4日のオカマの日に生まれ、サイレントはセン馬。


