これは、社台グループの発行する会員向け機関紙『サラブレッド』(06年6月号)に掲載されていた丹下の記事。
皐月賞での印象を語ったもので、その結果分析はこうだ。
「直線入り口で好位のポケットで脚をタメていたメイショウサムソンが一気に躍り出る。スパッとインを突いて、ドリームパスポートが並びかけてきたが、最後にモノを言うのはオペラハウスのタフさ。一瞬の切れが武器のフジキセキ産駒では、並びかけるまでは行っても、底力に違いがあるか。あの2分の1馬身差は、どこまでいっても変わらない半馬身だったかもしれない」
要は、2000mにおけるMサムソンとDパスポートとの、力比較。
この時点では、地球が爆発しない限り「逆転はない」と言っているかのよう。そして、今回の神戸新聞杯も2000m。
丹下予想はこうだ。「 (メイショウサムソンは)ほぼ毎週のように一番時計を叩き出している。春二冠での、唯一のサムソンの弱点は、前記バルクと同様。3Fの上がりが最速でない点にあるが、総合力は一枚上。夏場の鍛錬を加味すれば、春シーズンと勢力図が変わることは考えにくい。(中略)パドックでは、腰回りの筋肉とトモ送りに注意して見ておきたいが、たぶん春よりはパワーアップしているに違いない」(前回の「丹下の懺悔」)
競馬評論家の合田直弘さんのコラム「海外ターフ事情」にこんな記事が載った。
「(8月)25日、日本でもおなじみの天才騎手フランキー・デットーリの自宅に空き巣が入るという事件があった」(8月31日『スポニチ』)盗まれた物は、
「00年にデットーリが授章したMBE第5等と呼ばれる大英帝国勲章(外国人に対する名誉勲章)」や、
「祖国で授与したイタリア共和国功労勲章」などのほか、「……優勝賞品の中から、換金した際に値の張るものだけを選んで盗んでおり、ドバイWC優勝の副賞である金製のムチ3本や、ジャパンCを勝った時に贈られた金杯なども盗まれていた。
(中略)盗品は故買ルートに乗れば一目で見分けがつくものばかりで、(所轄のケンブリッジ署は)そちらの線での捜査も進められている」(同)


