宝塚記念。
ディープインパクトが勝ったのには物言いはつけない。
リンカーンがあんなに負けたのは、ガックリきた。
マッチレースとは行かないが、きっちりと実績馬らしく、3着には差をつけて連対してもらいたかった。
3連単を外した愚痴ですが。その日、グリーンchの「A1ニュースステージ」の仕事でスタジオに行く。
ゲストは元ジョッキーの谷中公一さん。
レース後、美浦から駆けつけてくれた。
「稍重とはいえ、騎手服があれだけ汚れているのは重か不良に近い馬場。それをあんなに後方から攻めたディープは本当に強い」「ユタカの騎乗姿勢もいつもより高いのは、道悪用の乗り方」
「リンカーンに乗った横山典弘は、返し馬からヤバいという感じを受けただろう。馬の首が高かったから、道悪は下手なはずだ」
などと解説してくれた。
その打ち合わせのとき、VTRの担当者が直線でのディープのアップを流した。
谷中さんが、
「あ、ちょっともう1回流して」
と言った。「ユタカがゴールのずいぶん前でガッツポーズをしてるでしょ? その前までは耳を絞っているのに、そこから2〜3完歩後に、立てたよね」
「お金がないということが生きることの原動力になっている人と、それが無気力を呼び込んでしまっている人と、ふた通りありましたね」
『赤目四十八瀧心中未遂』を読んでからハマッてしまった車谷長吉さんの『反時代的毒虫』(平凡社新書)は、対談集である。
その「文学カネ問答」の章に、この一文があった。
ドキッしましたよ、わたしはどちらの人間なのか、と。
「(無気力組のほう)つまり金がないということの行き着く先は、浮浪者というかホームレスという形になっていくと思いますね。
比喩的な意味では、この世での居場所を失うということです。
じゃあ気力がある人はどうなるかと言ったら、ドストエフスキー『罪と罰』みたいに人を殺すんです。
ラスコーリニコフみたいに人を殺すとか強盗に入るとか」と、具体的に述べている。
そう言われると、どちらにしても、そんな勇気はない。
で、対談相手の奥本大三郎さんが、「気力はあるが、判断力がないんじゃない」と突っ込むと、「判断力のある人は、だいたい水商売に行くんです。
なぜ水商売に行くかといったら、この日本社会では保証人になってくれる人がない限り、水商売以外では、暮らしていけないからです」
ダービー直前にパソコンが故障しまして、買った店「ビッグカメラ」に預けた途端、ある意味ホッしたりなんかしてましたが、どうもわたしがサボっているなんて悪口を叩く輩がいたので、ここに報告します。
以下は、富士通株式会社の「保守サービス報告書」からの抜粋です。
1. 現象「リブートを繰り返す」2. 原因「メインボード不良のため」
3. 処置「同、交換いたしました」まぁ、去年の暮れに買って、半年で壊れたのですから、ババを引いちゃったわけでしょうね。
人生、ババばかり引いているような気もしますが、醜いアヒルの子のように、いつかは白鳥になれると信じて、パソコンともども精進いたします。でも、壊れて理解したのは、「壊れる」ってことだ。
当たり前かもしれないが、パソコンを使って仕事をしている人は、本当に「壊れることを前提として」仕事をしているのか。とつぜん壊れてあたふたしないのだろうか。
また、とつぜん停電なんてときはどうするのだろうか。
そういう現場にいたことがないので分からないが、たとえば、車でドライブして、山奥で故障したときは、どうするのだろうか。
携帯も通じないし、歩いて麓まで帰ってくるのか。
まあ、それは大げさな例だとしても。


